1.正しい洗剤と柔軟剤の使い方とは
みなさんご存じですが洗剤と柔軟剤を上手に使うことで、衣類を清潔に保ち、柔らかく仕上げることができますね。
しかし、正しい使い方を知らないと、逆に衣類を傷めたり、洗濯効果が得られなかったりすることもあります。
ここでは、洗剤と柔軟剤の正しい使い方について説明しますので一緒に確認していきましょう。
1-1.一緒に使うことで効果的な洗濯をする方法
洗剤と柔軟剤を一緒に使うことで、衣類をきれいに洗い上げ、柔らかく仕上げることができます。
しかし、洗剤と柔軟剤の適量や入れる順序などに注意が必要ですが意外と無視している方も多いのでは?
”洗剤を多く入れれば汚れが落ちる”
”柔軟剤を多く入れれば香りが長続きする”
などの科学的根拠のない間違いで選択していませんか?
ここでは、洗剤と柔軟剤を一緒に使う場合の方法を説明しますので一緒に見ていきましょう。
- 洗濯機の使用量目安に従って、洗剤と柔軟剤を適量投入します。
- 洗剤と柔軟剤を同時に投入する場合は、洗剤の後に柔軟剤を入れます。
- 柔軟剤を洗濯機の投入口に入れる場合、柔軟剤を直接投入するのではなく、適量の水で希釈してから投入します。
- 柔軟剤を手洗いの場合に使用する場合、洗濯物を水に浸けた後に、柔軟剤を適量投入します。
上記の内容は基本ですが、意外と無視している方も多いので再度確認して実践しましょう。
また洗濯機は洗い→すすぎ→脱水と行程が進みのですが、厳密にいうと
「洗い➡脱水➡、すすぎ➡脱水、すすぎ➡脱水となります。
汚れについては洗いで衣類からはがし、完全に繊維から離れていないので「すすぎ」の行程ではがすんですね。
そのため、洗濯機の水分量が非常に大切。
洗濯の洗い方に関しては関連記事をみて是非役立ててください。
1-2.洗剤や柔軟剤を使う際の注意点
洗剤や柔軟剤を使う際には、以下の点に注意してください。
-
使用量に注意する 洗剤や柔軟剤の使用量は、適量を守ることが大切です。
適量以上の使用は、衣類に残留する可能性があり、肌荒れやかぶれの原因にもなります。
逆に、適量未満では十分な効果を発揮しない場合があります。
使用量は、製品の表示に従いましょう。
-
液体洗剤の注意点 液体洗剤を使用する場合、洗濯機の洗剤投入口に直接入れるのではなく、専用のボールを使用することがおすすめです。
また、洗剤がまだ完全に流れきっていない状態で次の洗濯を行うと、洗剤の量が増えてしまう場合があります。
必ず完全に洗剤が流れきったことを確認しましょう。(そのためには洗濯機の水量は多めがおすすめです。)
-
洗濯時の注意点 洗濯の際には、衣類の種類や色、洗剤や柔軟剤の種類、水温、洗濯時間などに注意することが重要です。
洗濯表示に従い、適切な洗濯方法を選びましょう。
特に、デリケートな衣類や毛布などの大型アイテムは、丁寧に洗濯する必要があります。
-
赤ちゃんの衣類には特に注意する 赤ちゃんの衣類には、敏感肌の赤ちゃんがかぶれないように、刺激の少ない洗剤や柔軟剤を使用することが大切です。
また、洗濯の際には、高温で洗うと縮んでしまう場合があるため、洗濯表示に従い適切な温度設定を行いましょう。
以上のように、洗剤や柔軟剤を使用する際には、適切な使用量や洗濯の際の注意点に注意することが大切です。
肌荒れやかぶれを防ぐためにも、製品の表示に従い正しい使い方をしましょう。
また、何か問題があった場合は、商品に記載された問い合わせ先に連絡し使用は控えましょう。
2.洗剤の種類と選び方
2-1.洗剤の種類と特徴
洗剤には、液体洗剤と粉末洗剤があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
まず、液体洗剤の特徴は、洗浄力が高く、染み込みやすいことです。
特に、色落ちの心配がある衣類には液体洗剤がおすすめ。
また、手洗いする場合も、液体洗剤を使うと泡立ちが少なく、すすぎやすいのが液体洗剤の特徴。
しかし、価格が粉末洗剤に比べてコストは高めで、使いすぎると洗濯機の故障につながる可能性もあるため、注意が必要ですね。
一方、粉末洗剤の特徴は、価格が安く、洗濯効果が長持ちすることです。
また、粉末洗剤には、液体洗剤に比べて酵素や漂白剤が多く含まれているため、汚れに強く、匂いの元を取り除く効果があります。
ただし、使いすぎると洗濯機の故障につながる可能性があるため、適量を守るようにしましょう。
2-2.洗剤の正しい選び方
洗剤を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
まず、衣類の素材や種類に合った洗剤を選ぶことが大切です。
例えば、ウール製品などのデリケートな衣類には、中性洗剤がおすすめです。
また、タオルやシーツなどの厚手の衣類には、洗浄力が高めの洗剤を選ぶことで汚れをしっかり落とすことができます。
次に、洗剤の形状にも注意しましょう。
液体洗剤は、手洗いにも使えるため、衣類の種類に合わせて選ぶことができます。
一方、粉末洗剤は、洗濯機に投入することが前提となっているため、洗濯機の種類や大きさに合わせて選びましょう。
また、洗剤の「液体洗剤」と「粉末洗剤」の種類にもう少し掘り下げていきます。
液体洗剤は水にすぐに溶けるため、すぐに洗濯を始めることができますが、粉末洗剤は濃縮されているため、洗濯力が強く、短い時間でしっかりと洗うことができます。
ただし、粉末洗剤は水に溶けるのに時間がかかるため、液体洗剤よりも手間がかかるというデメリットもあり。
さらに、最近では環境にやさしい「エコ洗剤」も販売されています。
エコ洗剤は、界面活性剤や漂白剤が入っていないものもあります。
界面活性剤や漂白剤が入っていないエコ洗剤は洗濯物に残る化学物質の量が少なく、環境にやさしいという特徴があります。
また、肌に優しい成分が含まれているため、アレルギーを持つ人や赤ちゃんの洗濯にも最適です。
ただし、普通の洗剤と比較すると洗浄力がやはり弱いため、特に汚れが強い場合は注意が必要です。
洗剤の選び方については、洗濯物の種類や汚れの程度に合わせて選ぶことが大切です。
また、家族の健康を考慮して、肌に優しい成分が含まれているかどうかも重要なポイントです。
さらに、エコ洗剤のように環境にやさしい洗剤を選ぶことで、地球環境への負荷を減らすことができます。
洗剤選びに迷った場合は、問い合わせフォームやお客様相談窓口に相談することもおすすめです。
以上、洗剤の種類と選び方についての説明でした。洗剤選びのポイントを押さえて、洗濯物をきれいに洗い上げましょう。
関連記事
3.柔軟剤の種類と選び方
3-1.柔軟剤の種類と特徴
柔軟剤は、洗濯後の衣類に柔らかさや風合いを与え、静電気を抑える効果があります。
一般的な柔軟剤には、下記のような種類にるので皆さんご存じではないでしょうか。
- 液体柔軟剤:水溶性で洗濯機のすすぎの時に投入します。肌触りがよく、香りも長続きするのが特徴です。
- シートタイプ柔軟剤:洗濯機のドラムに直接入れて使うタイプです。液体よりも柔軟性が高く、繊維のほつれや毛玉を防ぐ効果もあります。
- 帯電防止柔軟剤:静電気を抑える効果があるので、特に冬場の衣類におすすめです。
3-2.柔軟剤の正しい選び方
柔軟剤は、洗濯物を柔らかくするだけでなく、衣類に香りをつける効果があり最近では各メーカー様々な香りの柔軟剤が販売されていていますね。
タイプ別に整理していきましょう。
柔軟剤のタイプは主に、下記のような種類があります。
- 液体タイプ
- シートタイプ
- 球状タイプ
液体タイプは、柔軟性が高く、洗剤と一緒に使用することで効果的に洗浄することができます。
シートタイプは、使い捨てで取り扱いが簡単なのが特徴ですね。
球状タイプは、洗濯槽の中に入れておくことで、洗剤と一緒に回転することで効果を発揮。
4.洗濯のタイミングと方法
4-1.洗濯のタイミング
洗濯のタイミングは、衣服の汚れやニオイ、気候や季節によって異なります。
基本的には、汗や汚れがついた場合、または匂いが気になる場合は洗濯することが望ましいといえますね。
洗濯の頻度については、自分が着る衣服の特性に合わせて調整する必要があるでしょう。
例えば、汗をかきやすい夏場は頻繁に洗濯する必要がありますが、冬場は洗濯頻度を下げることができます。
4-2.洗濯方法
洗濯方法については、洗濯機の取扱説明書を確認することが大切ですが、基本的な洗濯方法は以下の通りです。
2.1 洗濯の前準備
洗濯の前に、衣服の種類や色、洗濯マークを確認しましょう。
また、ポケットの中に物がないか、ボタンやファスナーが留まっているかなども確認しておきます。
2.2 洗剤の投入
洗剤は、洗濯機の指定容量に合わせて適量を投入しましょう。
過剰に投入すると、洗剤がうまく洗濯されずに残ってしまう可能性があります。
よく誤解されがちですが、洗剤の量規定よりを多くしても汚れは落ちません。
液体洗剤は、洗濯機に投入する前に必ず容器を振ってから使用しましょう。
2.3 洗濯の実施
洗濯の際は、洗濯機の設定に従い、適切なコースを選択します。特に、衣服の素材や色に合わせたコースを選ぶことが大切です。また、水温や回転数についても適切な設定を行いましょう。
2.4 洗濯のすすぎ
洗濯が終わったら、必ずすすぎを行いましょう。
すすぎが不十分だと、洗剤や柔軟剤、そして汚れもうまく落ちません。
洗濯の非常に重要な行程は”すすぎ”になります。
重要な行程なのですすぎの水量は多めですすぎましょう。
水量を少な目にしてしまうと汚れがうまく分解できず残ってしまします。
また、お風呂の残り湯なども使用しないでください。
お風呂の残り湯には人間の垢や汚れが残っています。
せっかく洗濯するのにあえて衣類に雑菌のついた汚れをつけてしまっては洗濯の意味がありません。
きれいな水と多めの水量ですすぎましょう。
2.5 乾燥の方法
洗濯が終わったら、すぐに干すことが理想的ですが、天日干しの際は紫外線で衣類が痛まないように長時間の天日干しは注意が必要です。
天気が悪い日や屋内干しの場合は、サーキュレーター、除湿器を使用して湿度と風をコントロールし、最適な環境を人工的に作り出し、室内干しでも効果的な乾燥状況を作りましょう。
また浴室乾燥やの乾燥機を使うのもひとつの方法です。
ただし乾燥機を使う場合は、必ず洗濯表示の確認を行い、乾燥機に入れることができる衣類と温度の設定に注意しましょう。
5.洗濯における注意点
5-1.洗濯機の使い方
洗濯機は種類によって使い方が異なりますので、必ず取扱説明書を確認してください。
また、次の点にも注意して使いましょう。
(基本的には容量の6割くらいで水量は満水での洗濯を推進。)
また、洗濯機の定期的な掃除やメンテナンスも非常に重要です。 洗濯機掃除ガイドの関連記事は下のブログカードからみて、洗濯機掃除に役立ててください。
5-2.洗濯機の際の注意点
洗濯の際には、次の点にも注意して行いましょう。
- 衣類の色や素材に合わせて洗濯方法を選びましょう。
- 洗剤や柔軟剤は、必ず使用量を守る。
- 液体の洗剤や柔軟剤を使う場合は、容器をよく振ってから使用しましょう。
- 洗濯機に投入する前に、洗剤や柔軟剤がきちんと溶けているか確認。
- 洗濯機によっては、洗剤や柔軟剤を投入するタイミングが異なる場合がありますので、取扱説明書を確認しましょう。
- 洗濯後は、洗濯機の中をよく確認して、忘れ物がないか確認しましょう。
以上が、洗濯における注意点です。適切な洗濯方法を選び、衣類を長く綺麗に保ちましょう。
また洗濯については関連記事に詳しく書いてありますので、こちらも参照して正しい洗濯をしてみてください。
6.衣類品のケア方法
衣類品のケアには、分類と扱い方、そしてクリーニング方法があります。
正しいケアをすることで、長く愛用することができるだけでなく、状態を良好に保ち、常に新しいように見えますね。
ここでは、衣類品のケアに関する重要なポイントを紹介します。
6-1.衣類品の分類と扱い方
衣類品は、素材によって異なります。それによって、洗濯や乾燥、アイロンが必要かどうかが変わってきます。より高品質の衣類品は、専用のクリーニングが必要な場合があります。
一般的に、衣類品は以下の4つに分類されます。
- 綿・麻・絹
- 合成繊維
- 毛皮・皮革
- その他(ウールやキャッシュミアなど)
分類が分かれば、次に扱い方を理解することが重要です。
洗濯の前には、衣類品のタグにあるケアラベルを確認することが必要なんですね。
洗濯可能かどうか、ドライクリーニングが必要かどうか、アイロンが必要かどうかなど、情報が書かれています。
個人で営業されているクリーニング屋さんなどでは受け付ける際に確認しているのを見たことがあるのではないでしょうか。
ケアラベルを無視すると、衣類品が縮んだり、変形したり、色が褪せたりする可能性があります。
また、乾燥機で乾燥することもできますが、あまりに高い温度で乾燥させると、衣類品が縮んだり、変形したりすることを経験した人もいるのではないでしょうか。
6-2.衣類品のクリーニング方法
2. 衣類品のクリーニング方法
衣類品によっては、水洗いができないものやドライクリーニングが必要なものもあります。
そのため、衣類品に合わせたクリーニング方法を知っておくことが大切ですので衣類のクリーニング方法を見ていきましょう。
2.1 水洗いができる衣類品のクリーニング方法
まず、水洗いができる衣類品について説明しますね。
水洗いができる衣類品には、綿やポリエステルなどがあります。
これらの衣類品は、洗濯機で洗っても問題ありません。
ただし、色落ちや色移りには注意となります。
水洗いする際には、洗濯機の取扱説明書に従って適切な洗剤を使用し、洗濯機の設定も適切に行いましょう。
また、色落ちや色移りが心配な場合は、洗濯ネットを使用することをおすすめします。
2.2 ドライクリーニングが必要な衣類品のクリーニング方法
ドライクリーニングが必要な衣類品には、ウールやシルクなどがあります。
これらの衣類品は、水洗いをすると縮んだり、色落ちを起こしたりすることがあるデリケートな素材。
そのため、ドライクリーニングが必要になります。
ドライクリーニングは、水を使用しないため、衣類品が傷みにくいのが特徴。
ただし、ドライクリーニングの料金は、水洗いに比べて高くなります。
また、ドライクリーニングに出す際には、衣類品に付いている洗濯表示に従って、クリーニング店に伝えるようにしましょう。
7.正しい柔軟剤と洗濯の使い方のまとめ
正しい柔軟剤と洗剤の使い方について、種類や成分、選び方、注意点などを詳しく紹介しました。
洗剤については、種類や成分によって効果が異なることや、選び方にも注意が必要であることが分かり理解していただけたと思います。
また、洗濯の基本的な流れや洗濯機の使い方、洗濯の頻度とタイミングについても解説しましたので洗濯に対する考え方も変わったのではないでしょうか。
そして柔軟剤については、種類や効果、選び方や注意点についてを紹介。
正しい柔軟剤の使い方についても説明し、洗剤と柔軟剤を合わせて使うことで効果的な洗濯方法があることや、その際の注意点についても説明していきましたがいかがでしたでしょうか。
漂白剤や柔軟剤シート、香り付け剤など、その他の洗濯グッズについても紹介しましたので一言柔軟剤といっても様々な商品があることを共有できたと思います。
最後に、クリーニングについても注意点や素材のとクリーニングに出せる衣類の確認など普段あまり気にしていない部分にもフォーカスをあて、解説させていただきました。
この記事を参考にして、正しい洗剤と柔軟剤の使い方をマスターして、衣類品のケアについても知識を深めましょう。